デイライトを後付けしたいけど、車検が心配で踏み切れない…という人は多いですよね。
実際、デイライトは付け方を間違えると車検でNGになります。ただ、正しい条件を満たして取り付ければ、後付けでもそのまま車検に通すことができます。
この記事では、こんなことがわかります。
この記事でわかること
- 車検に通るデイライトの保安基準
- 取り付け位置のルール
- 白以外のデイライトを付けたいときの対処法
- 失敗しない商品の選び方とおすすめ商品
デイライトの保安基準まわりは細かいルールが多いので、取り付け前にしっかり確認しておきましょう。
デイライトを後付けすると車検はどうなる?
結論から言うと、保安基準を満たしていれば後付けデイライトでも車検に通ります。
ただし、条件が複数あって一つでも外れるとNGになります。「車検対応」と書いてある商品を買ったからといって、取り付け方が間違っていれば通りません。商品選びと取り付けの両方で基準を満たす必要があります。
以下で一つずつ確認していきましょう。
車検に通るデイライト(昼間走行灯)の保安基準
デイライトは道路運送車両法の保安基準で「昼間走行灯」として定義されています。
2016年10月に保安基準の改正があり専用ルールが新設されました。後付けする場合もこの基準に従う必要があります。
新しいルールを知らない方も多いと思うので、まずは内容を確認しましょう。
https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/S124-2.pdfデイライト(昼間走行灯)のルール
第124条の2 昼間走行灯の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第 34 条の3第2項の告示で定める基準は、次の各号に掲げる基準とする。
- 昼間走行灯の光度は、1,440cd 以下であること
- 昼間走行灯の照射光線は、他の交通を妨げないものであること
- 昼間走行灯の灯光の色は、白色であること
- 昼間走行灯は、灯器が損傷し、又はレンズ面が著しく汚損していないこと
- 昼間走行灯は、レンズ取付部に緩み、がた等がないこと
- 昼間走行灯の照明部の大きさは、25㎠以上200㎠以下であること
これを見ただけではわかりにくい項目もあるので解説します。
明るさは1,440カンデラ以下であること
デイライトの光度は最大1,440カンデラ以下と決まっています。
明るければ明るいほど良いと思いがちですが、基準を超えると対向車や歩行者への眩惑になるとしてNGになります。
商品の選ぶときはスペック表で光度(cd)を必ず確認しましょう。
色は白色であること
昼間走行灯として車検を通す場合、発光色は白色のみOKです。
純正でもデイライトとして装着されているものは全て白が採用されています。
デイライトの白もヘッドライトの色と同じで、青っぽい白は検査官の判断次第ではNGになる場合があります。
なので、社外のデイライトを選ぶときには色味に注意しましょう。目安になるのがケルビンの値です。
このケルビン数が基本的に大きくなればなるほど、色味が青白くなっていきます。社外LEDバルブの色と考え方は同じです。
明確な基準はありませんが、6,500ケルビン以内の数値のデイライトを選べば基本的に車検も問題はないでしょう。
黄色や青・赤系はデイライトとしてはNGです。後述しますが、白以外を付けたい場合は「その他灯火」として別のルールで通す方法もあります。
照明部のサイズは25㎠以上200㎠以下であること
デイライト1個あたりの照明部(光る面)の面積は25㎠以上200㎠以下である必要があります。
小さすぎても大きすぎてもNGです。形状に基準は特にないので丸型でも四角でもOKですが、細長いLEDテープをそのまま貼り付けるような取り付け方だと、サイズが基準外になることがあるので注意が必要です。
普通にデイライトを購入して装着する場合はあまり気にしなくても問題ありません。
ACC連動で点灯・ヘッドライト点灯時に消灯すること
デイライトには2つの点灯条件があります。
ヘッドライト点灯時は消灯でも減光でもOKですが、どちらも「自動で」行われる必要があります。手動スイッチでON/OFFできる配線はNGです。
スイッチを付けて任意に操作できる状態にしてしまうと保安基準違反になるので注意してください。
後付けの場合は配線でヘッドライト連動の消灯・減光回路を組む必要があります。
消灯機能なしで取り付けてしまうケースが現場でも多いです。「昼間しか使わないから大丈夫」という人もいますが、車検では配線まで確認されることがあるので、ちゃんと組んでおいたほうがいいですよ。
本体・レンズに破損や緩みがないこと
車検時には取り付け状態も確認されます。
- レンズ面にひびや割れがないこと
- 取り付け部分に緩みやガタがないこと
新品取り付け直後であれば問題ないことがほとんどですが、取り付け後しばらく経ってから車検を受ける場合は事前に確認しておきましょう。
デイライトの取り付け位置にも決まりがある
保安基準を満たした商品を選んでも、取り付け位置が間違っていると車検でNGになります。位置のルールも合わせて押さえておきましょう。
2個・左右対称に取り付けること
デイライトは必ず2個1セットで左右対称に取り付ける必要があります。片側だけの取り付けや、左右で高さがバラバラな取り付けはNGです。
取り付けていい範囲が決まっている
デイライト装着時に注意したいのが、車を正面から見たときに左右対称になるように取り付ける必要があるということ。
装着できる範囲も以下のように定められていますので必ず確認してください。
バンパー下部やグリル内など、ポピュラーな取り付け位置はほぼこの範囲に収まりますが、車高を下げていたり特殊な位置に付けたい場合は事前に確認が必要です。
デイライトの下側が地面から250mm以上離れていないといけないので、あまり下側に装着すると厳しくなります。
規定外の場所に付けたいときはどうする?
どうしても規定範囲外の場所に付けたい場合は、昼間走行灯としてではなく後述の「その他灯火」として取り付けるという方法があります。ただし、その場合は光度や色などの条件が変わってきます。
白以外のデイライトを付けたいなら「その他灯火」のルールで通す
「白じゃなくて青や緑のデイライトを付けたい」という場合、昼間走行灯のルールでは車検に通りません。
ただし、「その他灯火」として取り付ければ白以外の色でも車検に通すことができます。
昼間走行灯(1,440cd以下)と比べると、その他灯火は光度の上限が300cd以下とかなり厳しくなります。見た目重視で明るさは控えめでいいという場合はこちらのルールで対応できます。
青いデイライト付けたくてその他灯火で通したことあるぜ!光度300cd以下って結構暗いけど、昼間ならちゃんと存在感あるよな。
車検に通らないデイライトのよくある失敗パターン
条件がわかったところで、実際によくある失敗パターンを確認しておきましょう。
ヘッドライト点灯時の消灯機能がついていない
一番多い失敗がこれです。消灯機能なしで取り付けてしまうと、夜間にヘッドライトとデイライトが同時に点灯した状態になり保安基準違反になります。配線で消灯回路を組むか、消灯機能内蔵の商品を選ぶかのどちらかで対応しましょう。
明るすぎる・白以外の色
スペック上の光度が1,440cdを超えている商品や、白以外の発光色の商品を昼間走行灯として取り付けてしまうパターンです。「車検対応」と書いていない海外製の格安品に多いので、購入前にスペックをしっかり確認しましょう。
車検対応デイライトおすすめ3選
保安基準を踏まえたうえで、実際におすすめできる商品を3つ紹介します。
IPF デイランプ LED 面発光 6000K ホワイト
IPFのML-06は面発光デザインが最大の特徴です。点発光の安っぽさがなく、純正で付いているような自然な仕上がりになります。極薄ボディで車体との一体感も出やすいので、見た目にこだわりたい人に向いています。
光度は国内モード400cd・海外モード100cdの切り替え式。車検は国内モード(400cd)で通せます。昼間走行灯の上限1,440cd以内に収まっており、6,000Kの白色光で色の条件もクリアしています。
アイドリングストップ・ハイブリッド車対応で、幅広い車種に使えるのも安心なポイントです。
- 光度:400cd(国内モード)/ 100cd(海外モード)
- 色温度:6,000K(ホワイト)
- 車検対応:◯
- 対応車種:アイドリングストップ・ハイブリッド車対応
- 内容:2個入り
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IPF デイランプ LED 面発光 400cd/100cd 6000K ホワイト
IPF デイランプ LED 車用 面発光 400cd/100cd 6000K ホワイト 12V用 2個入 車検対応 国内 ...
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PIAA デイタイムランプ LED 薄型タイプ 6000K 130cd/600cd DR185
PIAAの超薄型デイタイムランプです。厚さわずか18mmのスリムボディで、バンパー周りのスペースが限られた車種にも収まりやすいのが強みです。
光度は国内モード130cd・海外モード600cdの切り替え式。国内モードの130cdは昼間走行灯の上限(1,440cd以下)はもちろん、その他灯火の条件(300cd以下)もクリアしています。純正デイライトがある車種でその他灯火として付けたい場合にも対応できます。
欧州R7・R87規格にも対応しており、品質面での信頼性も十分です。
- 光度:130cd(国内モード)/ 600cd(海外モード)
- 色温度:6,000K(ホワイト)
- 消費電力:1.7W
- 対応電圧:12V
- 車検対応:◯
- 内容:2個入り
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PIAA デイタイムランプ LED 薄型タイプ 6000K 130cd/600cd DR185
PIAA(ピア) デイタイムランプ LED 薄型タイプ 6000K 130cd/600cd DR185 ※車検対応可 2 ...
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KOITO(小糸製作所) LEDエッジイルミシャイン
小糸製作所(KOITO)は国内大手の純正ランプメーカーです。そのブランド信頼性はカー用品の中でもトップクラスで、品質面での安心感は折り紙つきです。
細幅・薄型のエッジデザインで、限られたスペースにも取り付けやすいのが特徴。特殊レンズカットによるキラキラした発光で存在感を出しつつ、主張しすぎない上品な光り方です。12V/24V共用なので幅広い車種に対応しています。
ただし、スペック表にカンデラ数の記載がありません。昼間走行灯として車検を通すには1,440cd以下の条件がありますが、0.8Wという消費電力からするとその他灯火の上限(300cd以下)に近い出力と考えられます。
購入前にメーカーへ確認するか、その他灯火として取り付ける前提で選ぶのが無難です。
- 色温度:6,000K(ホワイト)
- 消費電力:0.8W
- 対応電圧:12V/24V共用
- 車検対応:要確認(カンデラ数の記載なし)
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KOITO(小糸製作所) LEDエッジイルミシャイン ホワイト(6000K)
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デイライト後付けの配線・取り付けの注意点
商品を選んだら、取り付け時にも注意が必要なポイントがあります。
ヘッドライト連動で消灯させる配線方法
消灯機能を自分で配線する場合、ヘッドライトのON/OFF信号を拾って回路を組むのが一般的です。
具体的にはヘッドライトのプラス線にリレーをかませて、ヘッドライトが点灯したときにデイライトへの電源が遮断される回路を作ります。
手動スイッチで任意にON/OFFできる配線は保安基準違反になるので絶対に避けてください。配線が苦手な人は、消灯・減光機能内蔵の商品を選ぶかショップに依頼するほうが確実です。
DIYで消灯・減光機能がない商品を取り付ける場合は、デイライト電源ユニットのような商品を使って取り付けた方がやりやすいです。
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ピカキュウ エンジン連動 デイライト電源ユニット
オンライン通販のAmazon公式サイトなら、ピカキュウ エンジン連動 デイライト電源ユニット 最大60W出力 オフディレ ...
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純正デイライトがある車種は後付けできない
デイライト(昼間走行灯)は2個という決まりがあります。純正でデイライトが付いている車種に後付けで追加すると、合計4個になってしまうため昼間走行灯としては保安基準違反になります。
純正デイライトがある車種に追加でライトを付けたい場合は、昼間走行灯としてではなく「その他灯火」のルールで取り付ける必要があります。
その他灯火の条件(光度300cd以下・点滅NG等)については前述のその他灯火のルールを参考にしてください。
まとめ
デイライトを後付けして車検に通すためのポイントをおさらいします。
記事のまとめ
- 光度は1,440カンデラ以下・色は白色が基本
- 照明部のサイズは25㎠以上200㎠以下
- ACC連動で点灯・ヘッドライト点灯時に自動消灯が必須
- 取り付けは2個・左右対称・規定の高さと間隔を守る
- 白以外を付けたいなら「その他灯火」のルールで対応
条件を一つひとつ確認しながら取り付ければ、後付けデイライトでも車検はそのまま通せます。商品選びと配線をしっかり押さえて、カッコいいデイライトを楽しみましょう!