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シーケンシャルウインカーは車検に通る?保安基準・後付けキットの選び方・注意点を解説

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流れるウインカー(シーケンシャルウインカー)は、アルファードやヴェルファイアなど新型車への純正採用が続いていて、カスタムとしても人気が高いですよね。

「純正採用されてるんだから車検は問題ないんでしょ?」と思っている人も多いと思いますが、後付けの場合はきちんと保安基準を満たす必要があります。

ただし市販の車検対応キットを正しく使えば、難しいことはありません。

この記事でわかること

  • シーケンシャルウインカーが車検に通る条件
  • 後付けキットの選び方と取り付けの基本
  • おすすめキット3選
  • リアに追加するときの注意点(平成30年改正)
  • DIY自作するときの注意点

特にDIYで製作しようと考えている方は要チェックです!

結論:保安基準を守れば車検に通ります

シーケンシャルウインカーは、保安基準を満たした状態であれば車検に通ります。違法改造でも何でもありません。

保安基準には7つの項目がありますが、要するに以下の3点を守れば大丈夫です。

車検に通るための3つの大原則

① 内側から外側に向かって流れること

左ウインカーなら車体の中心側から外側へ、右ウインカーなら同様に内→外の方向に流れる必要があります。縦方向(上から下、下から上)に流れるパターンはNGです。

② 全部のLEDが点灯してから一斉に消灯すること

LED1→LED2→LED3と順番に積み上がるように点灯していき、全て点灯したら一斉に消灯するパターンのみが認められています。「流れながら消えていく」パターンはNGです。

③ 左右対称で他のウインカーと同じ周期であること

左右で流れ方が違うのはNG。また他のウインカー(リアなど)と点滅周期がズレているのもNGです。

市販の車検対応キットを使えばほぼ問題なし

上の3点を読んで「難しそう」と感じた人も多いと思いますが、市販の車検対応キットを使えばこれらの条件は自動的にクリアできます。

点滅周期・左右対称・他のウインカーとの同期は、車検対応と明記されているキットであればほぼ基準内に収まるように作られています。難しく考えすぎなくて大丈夫です。

カスタム
カスタム

信頼できるメーカー製の商品を選んでおけば、保安基準で引っかかることはまずありません。

シーケンシャルウインカーの保安基準を詳しく解説

「市販品なら大丈夫」とわかった上で、保安基準の内容も把握しておきましょう。特にDIY自作を考えている人は必読です。

点灯方向:内側から外側、または中心から放射状に

車検に適合する点灯パターンは2種類だけです。

パターン①:内側から外側に向かって点灯 車体の内側から外側に向かってLEDが順番に点灯していく方法です。一般的な横長ウインカーはこの方法で制作します。

パターン②:中心から放射状に広がって点灯 リング状のデザインのウインカーに対応したパターンです。一番内側のリング→真ん中のリング→一番外側のリングという順番で点灯すればOKです。

縦方向(垂直方向)への点灯はNGです。縦長のテールレンズで横に流せない形状の場合、シーケンシャルウインカーを採用するのは難しいです。

点灯パターン:積み上がって全点灯→一斉消灯が唯一の正解

点灯するときのパターンは1つしか認められていません。

LED1が点灯→LED2が点灯(LED1は点灯したまま)→LED3が点灯(LED1・2は点灯したまま)→…→全LEDが点灯→全LED一斉消灯

この「積み上がり→一斉消灯」のパターン以外はNGです。

よくある誤解として「流れながら消えていくパターン」があります。LED1が点灯してLED2が点灯したときにLED1が消えていくような流れ方は保安基準に違反します。市販の車検対応品はすべて積み上がりパターンで作られているので、自作する場合は特に注意してください。

点滅周期・左右対称・他のウインカーとの同期

この3項目は市販の商品を使う場合はほぼ気にしなくてOKです。

項目基準市販品の場合
点滅周期毎分60〜120回基準内に収まるよう設計済み
左右対称左右で同じ流れ方同一回路なので自動的にクリア
他のウインカーとの同期点滅周期が一致専用リレーユニットなら問題なし

自作でリレーユニットまで自分で作る場合だけ、点滅周期(毎分60〜120回)を意識して設計してください。

後付けキットの選び方と取り付けの基本

シーケンシャルウインカーを後付けしたい場合、キットには大きく3つのタイプがあります。自分の目的とスキルに合わせて選ぶのが失敗しないコツです。

後付けキットの3タイプを理解する

タイプ特徴難易度向いている人
汎用リレーユニット型既存ウインカーに割り込む配線が必要DIY経験者
バルブ交換タイプバルブを差し替えるだけ(対応車種限定)初心者
テープLED型貼り付けるだけで簡易的に追加お試しレベル(リア追加はNG)

初めての後付けなら車種専用のカプラーオン型を選ぶのが一番確実です。配線加工が不要で、適合さえ確認すれば取り付けで失敗することがほぼありません。

車種専用品 vs 汎用品、どちらを選ぶべきか

初心者は車種専用品一択です。

汎用品は価格が安い反面、配線の割り込み作業が必要で、ウインカーの点滅信号の取り出し方がわからないと詰まります。純正の配線を誤って切断してしまうリスクもあります。

バルブ交換式の車種専用品は30系アルファード・ヴェルファイア・80系ノア・エスクァイア・デリカD5など人気車種向けに多く出ています。「車名 シーケンシャルウインカー」で検索すれば車種専用品が見つかることが多いです。

ショウ:車種専用のカプラーオンって差し込むだけで付くのか!配線苦手な自分でも挑戦できそうだな。

ショウ
ショウ

取り付けの基本的な流れ

バルブ交換タイプを前提にした手順です。通常の電球やLEDバルブの交換と基本的に同じ作業です。

  • ① 車種適合を確認する
    • 購入前にメーカーサイトの適合表で自分の車種・年式・型式が対応しているかを確認します。グレードによって適合が異なる場合もあるので注意してください。
  • ② ウインカーバルブにアクセスする
    • ボンネットを開けてエンジンルーム側からアクセスできる車種がほとんどです。車種によってはバンパーやインナーカバーを外す必要がある場合もあります。「車名 型式 ウインカー バルブ 交換」で事前に確認しておくとスムーズです。
  • ③ 純正バルブを取り外す
    • ソケットをひねりながら引き抜き、純正バルブを取り外します。
  • ④ シーケンシャルバルブを差し込む
    • 新しいシーケンシャルバルブを差し込みます。向きが決まっている場合はしっかり確認してから挿入してください。
  • ⑤ 動作確認
    • エンジンをかけてウインカーを点灯させ、内側から外側への流れ方・全点灯からの一斉消灯・左右対称を確認して完了です。

取り付け後にハイフラが出た場合の対処法

ウインカーをLEDに換えた際にハイフラ(点滅が速くなる症状)が出ることがあります。シーケンシャルウインカーキットとLED化を同時に行う場合は特に注意が必要です。

ハイフラ防止抵抗内蔵のキットを選ぶか、別途ハイフラ防止抵抗を追加することで解決できます。詳しい対策方法はこちらの記事を参考にしてください。

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おすすめシーケンシャルウインカーキット3選

① 汎用リレーユニット型:DIY向け定番品

ヘッドライトやテールランプをカラ割りしてDIYでウインカー基板を制作する人向けの商品です。

リレーユニットの配線作業ができるDIY経験者向けの汎用タイプです。どの車種にも対応できる反面、基板を制作できるスキルが必須でウインカー信号線への割り込み作業等が必要です。

シーケンシャル点灯専用に設計されたリレーユニットを選んでください。

② バルブ交換タイプ:手軽に取り付けできる車種限定品

バルブ交換式で純正カプラーに差し込むだけで取り付けられる車種専用タイプです。配線加工が不要なので初めての後付けに最適です。

30系アルファード・ヴェルファイア・80系ノア・エスクァイア・デリカD5など人気車種向けの製品が多く出ています。購入前に必ず適合表で車種・年式を確認してください。

③ シーケンシャルテープLED:手軽に試したい人向け

貼り付けるだけで手軽に流れるウインカーを追加できるテープLEDタイプです。ただしリアへの追加は保安基準上NGです(平成30年改正により純正と異なる点灯方式の追加は不可)。フロント側への補助的な追加用途に留めてください。

リアにシーケンシャルウインカーを追加するときの注意点

平成30年2月改正で「追加ウインカーは純正と同じ点灯方式」が必須に

平成30年2月に方向指示器等の点灯方法に関する保安基準が改正されました。

改正のポイントをシンプルにまとめるとこうなります。

  • リア側に追加するウインカーは最初からあるリアウインカーと同じ点灯方式でなければならない
  • ハザード点灯時もリアウインカー全てが同じ点灯方法でなければならない

この改正前は「追加したシーケンシャルテープLEDをリアに付ける」という後付けカスタムが広く行われていましたが、改正後はこれがNGになりました。

テープLEDをリアに追加するのがNGな理由

純正のリアウインカーは「点滅」という点灯方式です。一方、シーケンシャルテープLEDは「流れる(シーケンシャル点灯)」という方式です。

この2つは点灯方式が異なるため、純正リアウインカーが点滅のままシーケンシャルテープLEDを追加すると「同じ点灯方式ではない」として保安基準違反になります。純正リアウインカーがLED・電球どちらの場合でも同様にNGです。

「リアに流れるウインカーを追加したい」という気持ちはわかりますが、テープLEDを貼り付けるだけの方法ではもう対応できません。

リアをシーケンシャルにしたい場合の正規の方法

リアウインカーをシーケンシャルにしたい場合は、以下のどちらかが正規の方法です。

① 純正テールをシーケンシャル対応の社外品に交換する テールランプごとシーケンシャル対応品に交換すれば、純正と同じ位置・同じ方式になるため保安基準を満たせます。アルファード・ヴェルファイアなど人気車種向けの社外テールが多く出ています。

② 純正テールのLED打ち替えでシーケンシャル化する 純正テールのLEDを打ち替えてシーケンシャル化する方法もあります。高い技術が必要ですが、見た目を純正に近いまま保てます。

カスタム
カスタム

平成30年の改正後もリアにテープLEDを追加している車をたまに見かけます。本人が基準改正を知らないケースがほとんどです。保安基準違反なので整備不良として取り締まりを受ける可能性もあります。気をつけてください。

DIYで自作する場合の注意点

市販のキットではなく自作でシーケンシャルウインカーを作る場合は、保安基準の7項目を全て自分でクリアする必要があります。市販品と違い「車検対応」という保証がないので、各項目を一つずつ確認して制作することが前提です。

自作する場合も保安基準の7項目は全部クリアが必要

市販品は保安基準を満たすように設計されていますが、自作品はそうではありません。点灯方向・積み上がりパターン・一斉消灯・左右対称・点滅周期・他のウインカーとの同期、これらを全て満たした状態で制作してください。

特に点灯パターン(積み上がり→一斉消灯)は自作で間違えやすいポイントです。「流れながら消えていく」パターンで作ってしまうケースが多いので注意してください。

「20パターンリレーユニット」はイベント用。公道NGのパターンがある

昔からある「20パターンリレーユニット」などの複数の点灯パターンを切り替えられるリレーユニットには、車検NGのパターンが多数含まれています。

車検に通るパターンは「内側から外側に積み上がって一斉消灯」の1パターンだけです。それ以外の点灯パターンで公道を走行すると整備不良として取り締まりの対象になります。

このタイプのリレーユニットはあくまでイベント参加用です。普段から公道で使う目的でカスタムしているなら、シーケンシャル点灯専用のリレーユニットを使いましょう。

点滅周期(毎分60〜120回)は自作リレーユニットの場合のみ注意

市販のリレーユニットを使えば点滅周期は基準内に収まるので気にしなくてOKです。リレーユニット自体も自作する場合だけ、毎分60〜120回の範囲に収まるよう設計してください。

ディーラー車検とカスタム対応ショップについて

保安基準OKでもディーラーに断られる場合がある

保安基準を完全に満たした自作DIYのシーケンシャルウインカーでも、ディーラーに「加工品だから」という理由で車検を断られる場合があります。

最近はディーラーが独自基準でカスタム車をNGとするケースが増えていて、陸運局ではなんら問題ない仕様でも対応してもらえないことがあります。

「保安基準に合っているのに」と納得いかない気持ちはわかりますが、ディーラーの判断に対抗するのは難しいです。

カスタム車に理解のあるショップを選ぶのが一番確実

シーケンシャルウインカーを装着したまま車検を通したいなら、カスタム車への理解があるショップに依頼するのが一番確実です。

ショップ選びに困っている場合は、ネットでパーツを購入して持ち込み取り付けをしてくれるショップを探す方法もあります。こちらの記事も参考にしてください。

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まとめ:正しく後付けしてシーケンシャルを楽しもう

シーケンシャルウインカーは保安基準を守って取り付ければ車検に通ります。市販のバルブ交換式の商品を使えば難しいことはありません。

ポイントをまとめるとこうなります。

記事のまとめ

  • 流れる方向は内側から外側のみ。縦方向はNG
  • 積み上がって全点灯→一斉消灯が唯一の正解パターン
  • 市販のバルブ交換式なら点滅周期・左右対称・同期は自動的にクリア
  • 初めての後付けは車種専用のバルブ交換式カプラーオン型が一番確実
  • リアへのテープLED追加は平成30年改正でNG。社外テールへの交換か打ち替えが正規の方法
  • DIY自作の場合は7項目全て自分でクリアする必要がある
  • 20パターンリレーユニットのシーケンシャル以外のパターンは公道NG

ウインカーが流れるだけで車の印象がガラッと変わるのがシーケンシャルウインカーの魅力です。正しいキットを選んで、かっこいいカスタムカーライフを楽しんでいきましょう!

  • この記事を書いた人

カスタム

クルマ業界30年のカスタムがやめられない50代おっさん。車関連の仕事を渡り歩いて今はLED関連のカスタム系の仕事をやってます。

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