ヘッドライトやテールにスモークフィルムを貼ると、車が引き締まって見えるからカッコいいですよね。
スモークフィルムやスモークレンズカバーを装着するだけでイメージがかなり変わるので、人気の定番ドレスアップのひとつです。ただ、車検のことが気になる人も多いと思います。
スモークフィルムもスモークカバーも装着するのは、違法でもなんでもなく問題はありません。ただし、そのまま車検に通すためにはもちろんルールがあります。
重要なのは3つのポイントに引っかからないようにすることです。
「光量がちゃんとあるか?」
「ヘッドライトなら光軸に影響がないか?」
「視認性に問題がないか?」
この3つのポイントを理解していれば車検でNGになることはありません。
スモークフィルムやカバーをつけるなら光量に注意
スモークフィルムやスモークレンズカバーを装着することによって、ヘッドライトの明るさが極端に落ちたりするとダメだということです。
点灯しているのが分からなくなるような真っ黒な濃いフィルムなどは確実に車検は通りません。
「この濃さまでならOK」という明確な基準はないので、ライトスモーク程度に押さえておくのが無難なところです。中が透けて見えないぐらい濃いスモークは基本的にNGです。
ヘッドライトの場合は光軸に影響が出ないようにする
スモークフィルムなどではほとんど問題ないとは思いますが、フィルムなどを貼ることによりヘッドライトの照射範囲に影響が出た場合は車検に通りません。
ヘッドライトカバーもすべて均一に透過するスモークなら問題ありません。
問題になるとすれば、たとえばカバーの一部が透過しないように塗装されていたり光を通さない素材になっていたりする場合です。この場合は、本来の照射範囲を妨げて光軸に影響がでるので通らない可能性が高くなります。
視認性に問題がないか?
これも光量のところで説明した内容と似ていますが、ヘッドライトやウインカー、ストップランプがきちんと点灯しているのが分かるか?ということです。
たまにスモークフィルムやカバーを付けている車両で、ブレーキを踏んでいるのかどうか分からないぐらいストップの点灯が暗いテールなども見かけます。
点灯しているのがはっきり分からないと危険なので、車検に通る通らない以前に視認性が極端に悪くなるような濃いスモークはやめたほうがよいでしょう。
インナーのブラックアウト塗装や同色塗装などは問題ある?
スモークフィルムやカバーはレンズの外側から貼りつける形ですが、ヘッドライトやテールを自分で加工したりショップで加工してもらう時にインナーを塗装することがありますよね。
たまに「インナーのブラックアウトって車検で何か言われますか?」と聞かれますが、基本的には何も言われないし問題もないです。
ただし、ヘッドライトの場合は光を内部に反射させて前を照らすようになっているので、光軸調整のときに動く部分は塗装してはいけません。
塗装してもいいのはヘッドライトの照射に関係がない前面のパネル部分だけです。ショップなどもここは理解していますので、自作で加工するときは注意して塗装しないようにしましょう。
常識的な範囲のスモーク具合ならまず問題なし!
好みは別れますが、見た目がカッコよくてイカつくなるのでスモーク加工したいという方は結構います。
明るさが極端に落ちなければ基本的には問題ないので、透過率の高いスモークフィルムやスモークレンズカバーを使ってカスタムしましょう。
そうすれば車検の時にいちいち剥がしたりしなくていいからオススメです。