ヘッドライトやテールにスモークフィルムを貼ると、車が引き締まって見えるからカッコいい!
スモークフィルムやスモークレンズカバーを装着するだけでイメージがかなり変わるので、人気の定番ドレスアップのひとつです。
「でも車検って大丈夫なの?」「どのくらいの濃さまでなら通るの?」と気になっている人は多いと思います。
結論から言うと、スモークフィルムもスモークレンズカバーも、正しく使えば車検に通ります。違法でも問題でもありません。ただし、いくつかのポイントを外すと車検でNGになります。
結論:3つのポイントを満たせば車検に通ります
スモークフィルムで車検がNGになるパターンは、ほぼこの3つのどれかに引っかかっているケースです。
① 光量が十分にあるか
スモークフィルムやカバーを付けることでヘッドライトやテールの明るさが極端に落ちるとNGです。「点灯しているのかわからない」レベルまで暗くなるような濃いフィルムは確実に通りません。
② ヘッドライトの光軸に影響がないか
フィルムを貼ることでヘッドライトの照射範囲が変わってしまうとNGです。均一に光を通すフィルムであれば基本的に問題ありませんが、一部が透過しない素材や塗装が入っている場合は光軸に影響が出る可能性があります。
③ 点灯の視認性が確保されているか
ヘッドライトだけでなく、ウインカーやストップランプも対象です。「ブレーキを踏んでいるのかわからない」「ウインカーが光っているか見えない」という状態は視認性の問題として車検でNGになります。
この3点を理解しておけば、スモークフィルムのカスタムで車検に引っかかることはほぼなくなります。
光量と透過率:「何%なら大丈夫?」に答える
スモークフィルムで一番聞かれるのが「透過率何%まで大丈夫ですか?」という質問です。結論から言うと、ヘッドライトやテールランプには明確な透過率の数値基準は定められていません。
ただし、目安となる考え方はあります。
明確な数値基準はないが目安はある
保安基準では「ヘッドライトの光量が一定以上あること」「ウインカーやストップランプが視認できること」という形で規定されています。透過率の数値ではなく、実際に点灯した状態で十分な明るさと視認性があるかどうかで判断されます。
ただしフィルムの濃さによって明るさへの影響は変わります。現場の感覚で言うと、透過率50%を下回るようなフィルムはヘッドライトへの使用は厳しいと思ったほうがいいです。テールやウインカーも同様で、点灯しているのがひと目でわかる濃さに留めるのが基本です。
なお、フロントガラスや運転席・助手席の窓ガラスには「可視光線透過率70%以上」という数値基準があります。これはウィンドウフィルムの話で、ヘッドライトやテールのフィルムとは別の基準です。混同しやすいので注意してください。
ヘッドライトはカンデラ値で判断される
ヘッドライトの車検基準は「光量(カンデラ)」で測定されます。ロービームで6,400カンデラ以上が基準値です。
スモークフィルムを貼ると光量が落ちます。フィルムが薄ければ影響は小さいですが、濃いフィルムを貼るとこのカンデラ値を下回る可能性があります。
現場でよく見るのは「DIYで濃いスモークを貼って光量不足で落とされる」パターンです。特にLEDに換装してから光軸調整をしていない車は、フィルムを貼う前からカンデラがギリギリのケースがあります。フィルムを貼る前に元の光量に余裕があるかを確認しておくと安心です。
ライトスモークが無難な理由
中が透けて見えないほど濃いスモークは基本的にNGです。「この濃さまでならOK」という明確な線引きがないからこそ、ライトスモーク(薄いスモーク)に留めておくのが一番安全です。
ライトスモークであれば光量への影響が少なく、視認性も確保されやすいため、車検のたびに剥がす手間もほぼなくなります。濃いスモークにしたい気持ちはわかりますが、車検のリスクと天秤にかけると薄めを選ぶほうが長い目で見て賢明です。
現場でよく見るのが「ネットで大丈夫と見たから」という理由で濃いフィルムを貼って車検で光量不足になるパターン。元の光量がどのくらいあるかは車種や球の種類によって違うので、自分の車の状態をしっかり確認してから選ぶのが正解です。
光軸・視認性への影響と注意点
均一に透過するフィルムなら光軸は問題なし
スモークフィルムは全体が均一に光を通す構造なので、それ自体がヘッドライトの光軸に影響することはほぼありません。
問題になるのは、カバーやフィルムの一部が透過しない状態になっている場合です。たとえばカバーに塗装が入っていて一部だけ光を通さない、フィルムの端が折れてレンズの一部を遮っているといった状態です。このような場合は照射範囲が変わって光軸に影響が出る可能性があります。
均一に透過するスモークフィルムをきれいに貼っている限り、光軸を理由に車検でNGになるケースは少ないです。
ウインカー・ストップランプの視認性も確認が必要
光軸の話はヘッドライトに限った話ですが、視認性の問題はウインカーとストップランプにも関係します。
実際に路上や駐車場で、ブレーキを踏んでいるのかどうか判断しにくいくらい暗いテールの車を見かけることがあります。後ろからついてきたドライバーが「止まるのか走るのかわからない」という状態は危険で、車検に通る通らない以前の問題です。
特にテールランプは全体に同じフィルムを貼ることが多く、ブレーキランプとポジションランプの「明暗差」が小さくなりがちです。貼った後は必ず実際に点灯させて、昼間でもブレーキを踏んでいるのがはっきりわかるかを確認してください。
スモークフィルムの貼り方・剥がし方
貼り方の基本手順
道具は最低限、霧吹きとスキージーがあればOKです。
- 脱脂・洗浄
- レンズ表面の油分や汚れをシリコンオフやパーツクリーナーで拭き取ります。ここを省くと気泡の原因になります。
- サイズカット
- フィルムをレンズより少し大きめにカットします。貼ってから端を切り揃えるほうが位置合わせがしやすいです。
- 霧吹きで濡らして位置合わせ
- レンズ面とフィルムの接着面の両方を霧吹きで濡らします。濡れた状態なら貼り直しが効くので、位置をじっくり合わせられます。
- スキージーで水と気泡を押し出す
- 中心から外側に向けてスキージーを滑らせます。端まで丁寧に押し出せば気泡はほぼ消えます。
- 端を折り込むか切り揃える
- 端の処理が甘いと剥がれの原因になります。レンズの形状に合わせてきれいに仕上げましょう。
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失敗しない貼り方のコツ
気泡が残る原因のほとんどは脱脂不足とスキージーの使い方です。特に脱脂は丁寧にやればやるほど仕上がりが変わります。
曇りの日か屋内で作業するのがベストです。直射日光の下では水分が早く乾いてしまい、貼り直しが効かなくなります。
ヘッドライトはレンズの曲面が大きいため、フィルムを少し温めてから貼ると馴染みやすくなります。ドライヤーで軽く温める程度で十分です。
霧吹きで濡らしながら貼るのか!なんかウィンドウフィルムと同じ感じだな。
車検前の剥がし方とキレイに取るコツ
「車検前に剥がしたい」「貼り直したい」というときも、正しい手順を踏めばきれいに取れます。
- ヒートガン・ドライヤーで温める
- フィルムの端をヒートガンやドライヤーで温めながらゆっくり剥がします。急いで引っ張ると糊が残るので、温めながらゆっくりが基本です。
- 端から少しずつ剥がす
- 角から始めて、フィルムを低い角度で引っ張りながら剥がすと糊残りが少なくなります。
- 糊残りの処理
- 糊が残った場合はシリコンオフやライターオイルを染み込ませたウエスで拭き取ります。強くこすらず、しばらく置いてから拭くときれいに取れます。
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オーロラフィルム・ゴーストフィルムは考え方が違う
スモークフィルムとオーロラフィルムの車検上の違い
最近「オーロラフィルム」「ゴーストフィルム」という名前をよく聞くようになりましたが、これはヘッドライト・テールに貼るスモークフィルムとは別物です。
オーロラフィルム・ゴーストフィルムは主にフロントガラスや窓ガラスに貼るもので、車検での考え方がスモークフィルムとは異なります。フロントガラスや運転席・助手席の窓には「可視光線透過率70%以上」という数値基準があり、オーロラフィルムはこの基準との兼ね合いが問題になります。
「車検対応」表記の落とし穴(概要のみ)
オーロラフィルムでよくあるトラブルが「車検対応と書いてあったのに車検に落ちた」というケースです。
「車検対応」はあくまでフィルム単体の透過率が基準を満たしているという意味で、あなたの車のガラスに貼った状態で基準を満たすことを保証しているわけではありません。純正ガラスにもUVカット処理が入っているため、フィルムと合算すると70%を下回ることがあります。
オーロラフィルム・ゴーストフィルムの車検については、詳しく解説した専用記事があります。施工を検討している方は必ず読んでおいてください。
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インナーのブラックアウト・同色塗装は問題ある?
インナー塗装は基本的に問題なし
「インナーをブラックアウト塗装したいんですが、車検で何か言われますか?」という質問はよくあります。結論は基本的に問題ありません。
ヘッドライトやテールのインナー(内部のパネル部分)を塗装しても、保安基準に直接触れるものではないため、車検で指摘されることはほぼないです。
ただし、ヘッドライトについては塗装していい場所と駄目な場所があります。
ヘッドライトのリフレクター部分は塗装禁止
ヘッドライトの内部には光を前方に反射させるリフレクター(反射鏡)があります。ここは光を反射させることでヘッドライトの明るさと光軸を作り出している重要な部分です。
リフレクターを塗装すると反射率が落ちて光量不足や光軸のズレにつながるため、塗装してはいけません。
塗装していいのは照射に関係しない前面のパネル部分だけです。ショップに依頼する場合はこの点をわかって作業してくれますが、自分で加工するときはリフレクターには絶対に手を出さないようにしてください。
インナーブラックアウトはフロントフェイスが引き締まって見える人気のカスタムです。DIYで塗装するときはリフレクター部分を塗装しないよう気をつけよう!
おすすめスモークフィルム
スモークフィルムは「どこに貼るか」「どのくらいの濃さにするか」で選び方が変わります。
① 車検を通したいならライトスモーク
ヘッドライントやフロント側のテールに使うなら、車検を意識してライトスモークを選ぶのが正解です。見た目の変化は控えめですが、光量への影響が少なく車検前に剥がす手間もなくなります。
② テール専用ならミディアムスモークもアリ
リアのテールランプ・ストップランプ専用に使うなら、ライトスモークより少し濃いミディアムスモークも選択肢に入ります。リアは透過率の数値基準がなく、視認性が確保されていれば通る可能性が高いです。
ただし点灯時にブレーキランプがはっきり確認できる濃さに留めること。昼間に実際に点灯させて確認してから決めるのをおすすめします。
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③ 施工ツールも合わせて揃えよう
DIYで貼るなら施工ツールも最初から揃えておくほうがきれいに仕上がります。安いセットでも十分使えるので、フィルムと一緒に買っておきましょう。
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まとめ:ライトスモークで合法的に楽しもう
スモークフィルムは、正しく選んで正しく貼れば車検に通ります。違法でも問題でもありません。
ポイントをまとめるとこうなります。
記事のまとめ
- 光量が極端に落ちる濃いフィルムはNG
- ヘッドライトはカンデラ値で判断されるので光量に余裕がある状態で使う
- ウインカー・ストップランプの視認性も必ず確認する
- ライトスモーク(薄いスモーク)に留めておくのが一番安全
- 貼るときは脱脂を丁寧に、スキージーで気泡をしっかり押し出す
- 車検前に剥がすときはドライヤーで温めながらゆっくり
オーロラフィルム・ゴーストフィルムをフロントガラスに貼る場合は透過率の別基準が絡むので、専用記事を確認してから施工してください。
ライトスモークで引き締まった見た目に仕上げて、カスタムを楽しんでいきましょう!
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「車検対応」のオーロラフィルムでも車検に落ちる?知らないと損する透過率の話 - カスタムカーライフ
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